カカクコムのウェブ改ざん事件、攻撃方法は「SQLインジェクション」だった。

Webアプリケーションを開発するなら当然でしょ!?

関係者によると、データベースは「ある範囲の情報を探す」「条件に合ったデータを取り出す」といったコンピューター言語「SQL」で操作する。今回の攻撃は「SQLインジェクション」と呼ばれる手法を応用。攻撃者が利用者のふりをしてデータを入力し、戻ってきたエラーメッセージなどを解析しながらシステムを把握して、データベースを支配下に置いていったとみられる。

 「考えられる最高レベルのセキュリティ対策をしてきたつもりだった」――価格比較サイト大手「価格.com」のWebサイトが不正アクセスにより一時閉鎖に追い込まれた問題で、カカクコムの穐田誉輝社長は5月16日午後、「ユーザーやクライアントに申し訳ない」と謝罪した。60台以上のサーバで構成する同社システムをまるごと入れ替えてセキュリティ対策を強化し、1週間後をめどにサイトを再開する計画だ。同日、警視庁に被害届を提出した。